うさ・ねこ・ぞう

日々の記録.おすすめのもの,楽しかったこと.

日本科学未来館 科学コミュニケーション研修に行ってきました

6月16日(日),日本科学未来館で定期的に開催されている「非専門家に伝える科学コミュニケーション(基礎トレーニング)」に行ってきました!

あれから1ヶ月も経ってしまったのですが…9月8日(日)に開催される研修が募集中 (~8月2日) ということで,わたしが受講した研修の内容や感想などをレポートしていきたいと思います(´▽`)ノ

 

行った理由

  • 科学コミュニケーションに興味があった
  • 自分なりに情報を集めてみたり(サイエンスカフェ行ったのもその一環),実践してみていた
  • そういう仕事に就きたいなあと思ったこともありまして…
  • そんなとき,いくつか研修や講義が開かれているのを知ったので,ちょっと科学コミュニケーションを体系的に学んでみたいなあと思った
  • 探してみたところ,期間がめっちゃ長かったり回数が多かったりで(国立科学博物館リバネス),地方在住者にはムリ-!とあきらめる。。。
  • と,未来館で一日で終わる研修を発見!→参加

 

行った感想

楽しかったけど,一日じゃ時間足りないな~って言うのが正直な感想でした.

ほかのカリキュラムが複数回にわたっているのは,ちゃんとした理由があるのねと実感….

 

参加するまで

  1. 4月20日に募集が開始され,さっそく応募しました.締切はちょっと忘れてしまいましたが,毎回2ヶ月前くらいから1ヶ月ほど募集しているようです.
  2. 5月1日 (募集終了から数日後…だと思います) に参加決定のご連絡メールが来て,参加決定!
  3. メールを受け取ってから数日後,郵送で請求書が送られてきます.これを使って,参加費 (5,000円) を払い込みました.これにはテキスト代+企画展示の入場料1,300円が含まれているので,まあ妥当な値段かなあと思います.
  4. その後しばらく連絡はなく….6月6日に事前資料 (地図と当日のスケジュール) がメールで送られてきました.これが研修前の最後の連絡です.
  5. 6月16日,当日に研修に参加!

 

研修当日!

職員用入り口から入って下さいねという通知が来てたけど,おみやげコーナーを見たかったので正面から入る.今思うと,職員用入り口から入るという貴重な機会を逃してる…!

受付を済ませ,部屋の中へ.この研修が行われている部屋の手前でNIMS?主催のシンポジウムが行われており,あやうくそちらへ入りそうになる.(;´p`)=3

受付で渡されたアンケートを記入しながら開始を待つ.参加者の正確な数は覚えてないけど,4~5人のグループが6班だったかなあ…(30人前後)?

 

当日のスケジュール

13:00 オリエンテーション

13:05 講義「科学コミュニケーションとは何か」

13:40 演習「3分で伝える」

14:10 休憩&展示フロア見学

15:10 演習「見学後討論」

15:25 演習「研究紹介デザイン」

16:25 修了書授与&アンケート記入

 

以下に個別の研修について説明&感想を.

研修その1:講義

スケジュールを全く見ないで参加したのですが,まさか最初に講義があるとは!とびっくり.しかも手法ではなく歴史の講義でまたびっくり.

知的探求の場として興った大学から,市民革命を経て大学の立ち位置が変わり,国を挙げて科学技術研究や技術者養成に力を入れるようになり…という科学の成り立ちと,BSE問題をきっかけにPSU (Public Understanding of Science) の促進方法が対話型へと変化する…という科学コミュニケーションの歴史についての講義でした.

BSEは世界的な問題となって連日報道されたため,わたしもぼんやりと記憶に残ってはいますが…科学コミュニケーションにも影響を与えていたとは知りませんでした.世界の流れにおける,科学コミュニケーションの変遷を知ることができて新鮮でした.

 

研修その2:演習「3分で伝える」

講義が終わると,いよいよ演習!二人一組となって,それぞれ「3分で物事を伝える→フィードバックする」という流れで行われます.

はじめに(1)伝える用語を決め,(2)伝えるポイント(3)それをわかりやすく伝えるための工夫を考えて,発表に臨みます.例としてあげられていたのは,

(1)温室効果

(2)大気の厚さはおよそ100Kmである

(3)置き換え:地球がリンゴだとすると,大気圏の厚みはその皮ほどもない

といった感じです.

やってみた感想としては,3分という時間間隔を身につけたいなあということです.3分でどれだけ話せるかが体でわかっていたら,話す内容をもっと適切に組み合わせて話すことができただろうなあと思いました.1分,3分,5分,10分くらいの時間間隔をわかるようにしておけば,ポスター発表のときに聞く側の都合や理解度にあわせて効果的な説明をするのに役立ちそうですね.

 

研修その3:未来館見学&討論

演習終了後,休憩も兼ねて1時間未来館を自由に見学する時間が与えられます.当日のイベントスケジュールも渡されるので,それを見ながら好きに回ることができます.

わたしは主に「超伝導実演」と「企画展ミニトーク」を見学しました.どちらも科学館のコミュニケーターの方が行う実演&トークです.もちろんどちらもおもしろかったんですが,未来館でコミュニケーターになったら,こういうお客様の前での展示トーク主にするんだよなあ…と思うと,なんかわたしのやりたいことではないなあと感じたのが正直なところです.

1時間の見学を終えた後は,見学時に取ったメモを元に,グループ討議を行います.展示場を見学して,(1)魅力的に感じたもの,(2)魅力的に感じなかったもの,(3)それらの共通点をグループ内で話し合うというものです.

同じものを見ていても,みんな感じることが違うことを改めて実感し,他の科学館と比較した未来館の立ち位置をつかめたのは興味深かったですが…正直,なにを目的とした話し合いだったのか,よくわからなかったです….

 

研修その4:演習「研究紹介デザイン」

最後に,自分が科学コミュニケーターとして講演するなら!?という感じで,15分の研究紹介をデザインする演習を行いました.

はじめに講演のテーマを決め,(1)導入部,(2)展開部,(3)まとめという流れで講演を行うに当たって,それぞれに15分をどう割り当てるか?なにをどう話すか?つかみは?中だるみを防ぐには?オチをどうつけるか?…と,さまざまなポイントに沿って魅力的な研究紹介になるようにデザインします.

いや~,班のみなさまの発表,どれもデザインだけじゃなくて実際の講演が聴きたかったよね…!と思わせるデザインばかりでした.専門が違うコミュニケーター (志望) が集まると,こんなにも多彩なお話が聞けるのかあ-!たのしそー!!とテンション上がりまくりでした.他の班の人の発表も聞きたかったです.いったいどんな講演をデザインしたのか…!

 

受講してみて

はじめにも書いたように,楽しかったです!

ただ,講義の内容や演習の進め方については,あまり目新しい情報がなかったように思います(もちろん人それぞれだと思いますが).

また,研修の進め方も,ペアもしくはグループで発表し合ってフィードバックしあう演習中心というのはよかったのですが,やはり参加者は科学コミュニケーションについて素人なので,効果的なフィードバックができたか/得られたか…疑問です.せっかくだから,科学コミュニケーションの専門家からの意見を聞きたかった!そしてあんなに多くの参加者がいたのだから,参加者全員で話し合いの内容を共有&フィードバックしたかったですー!

…って,ここまでやったら時間が足りませんね.半日の演習なら十分な内容だったと思います.

少しでも科学コミュニケーションや未来館に興味のある方なら,未来館を見学するついでにこの研修を受けてみてもおもしろいと思います.興味のある方は,ぜひ申し込んでみては!?

 

おまけ

20130616102940 

研修前に時間があったので,パルコミュージアムで行われていたほぼ日の「働きたい展。」にも行ってきました(´▽`)♪

もっと仕事仕事している雰囲気の展示会なのかな~と思っていたのですが,違いました.仕事の展示だけど,ほぼ日のホームページっぽいというか…!ほぼ日のみなさまは,それだけ楽しく仕事をしているということですよね.会場がせまくて,ぎゅっとつまっている雰囲気だったので,あまり仕事について考え直すという感じではなかったかな.そのかわり会場全体がおもちゃ箱のようで楽しかったです!!