うさ・ねこ・ぞう

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【学振】どうやったら申請書を評価してくれるのか?その1

申請書を読む先生たちは,おそらく次のような順序で読んでいると思います.

パラ見→一通り読む→理解する→評価する

(根拠はわたしが読む順番です.笑)

つまりこれらの関門をすべて突破しなくては,どれだけアピールしても申請書の魅力を理解してもらえないわけです.

というわけで,読む側の気持ちになって,どうしたらこの関門を突破できるのかを整理してみようと思います.

  

(1) パラ見

私が人の申請書(や長い文書)を読むときは,まずパラパラッと書類を眺めます.

そこで(1)黒一色の文章(2)みちみちに詰まっていて,さらに(3)図がないとなると…もう読む気をなくします….

というわけで,書式にはコダワリましょう!

俺の研究は図書きにくいよ~!という人でも,たとえば昨日紹介した小町先生の申請書の研究目的・内容の欄では,色と間隔が効果的に使われていて,図がなくてもとてもわかりやすく書かれています!ぜひ参考に!

 

(2)一通り読む

上記の三条件を満たさない,つまり,書式が整っている文書なら,よーし読んでみるかーという気になります.

しかし途中で読みたくなくなるものがあります.それが昨日の記事で書いた「前後の分のつながりがわからない」というものです.

これは,おそらく自分の予想と反することが書かれているために起こるのだと思います.

 

たとえば論文を読んだり発表を聞いたりするとき,人は頭の中で「次は~について言うのかな?」と,自然に予想しながら聞いてると思います.

 

 どこかで読んだ気がする(失念してしまいました)例を思い起こしながら書きますと…↓  

  

「ぼくは○○について研究しています.」

(○○ってなに??)

「○○は△△属の一種です.××へ応用されています.」

(あ,△△の仲間か-.××も○○でできているのか~.)

「○○は◎◎と同様に☆☆をもつと考えられており,これを解明することができれば,~~を解決するかもしれません……」

(ふむふむ,つまり☆☆を証明すればいいのか.◎◎の手法でいけるのかな?待てよ,○○は◎◎と違って□□だから…)

 

となると思います.流れが自然な発表は,内容に集中できます.

 

ところが,

 

「ぼくは☆☆の解明を試みています.」

(☆☆か.☆☆って◎◎の特徴だよな.もう証明されてなかったっけ?)

「☆☆は~~を解決すると考えられています.」

(うん,だから◎◎が研究されているんだよな.この間も論文出てたな.んで,この研究の新規性は何だ??)

「○○は☆☆を持つと考えられており,本研究ではこれを証明します…」

(あ,◎◎じゃなくて○○か.ん,てか○○ってなに??あれ,もう実験方法行っちゃった…)

 

いかがでしょうか?順番を変えるだけで,聞き手をもやもやさせることが可能です.笑

 

こうならないように大事なのが,聞く・読む相手を想定することです.それは申請書においても当てはまると思います.

学振の申請書を読むのは,大学の教授陣です(おそらく).しかし,専門がどの程度かぶっているのかまではわかりません.

そこで,専門外の人に伝わるよう,丁寧すぎるくらいに説明しましょう!

…というのはもちろんですが,背景を説明するときに一般的な話題から入ってみることをおすすめします.

 

この記事を書いていて思い出したのですが,酒井先生の「これから論文を書く若者のために」第3章(イントロ)に,私よりもわかりやすい例満載でイントロの重要性が書かれていました.

申請書だけじゃなく,論文でも研究発表でも,イントロの重要性は共通していると思います.ということで,こちらも一通り読んだり折に触れて読み返したりするのをおすすめします~(´∀`∩)

 

少々長くなったので,いったん切ります.続きはこちらです.

myumyumyu.hatenablog.com